Quontier(クオンティア)| 総合コンサルティングファーム

バリューチェーンセクター更新:2026年7月15日

起業を見据えて飛び込んだ場所|PSX 當山 竜也

起業を見据えて飛び込んだ場所|PSX 當山 竜也

大手 SIer の SE として 6 年間、ERP の世界で現場に向き合い続けた當山竜也が、経 営者として事業創出することを胸にクオンティアへの転身を決意した。 コンサルタントとして大切にするのは、きわめてシンプルな一つの問い──「目的はなんですか」。

ABOUT PSX

PSX は、Product×Supply Chain を競争優位の源泉へと変えるクオンティアのバリューチェーンセクターです。

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文系出身でも IT 領域へ—統計への関心が開いたキャリアの入口

文系出身でも IT 領域へ 統計への関心が開いたキャリアの入口|クオンティ— ア PSX 當山竜也

大学では、ソフトテニス部のプレイヤーとして試合に出場しながら、部の運営も担うという二足の草鞋を履いていた。学問の面では、経済学部に在籍しながらもデータ分析・統計に関心を持ち始めた。ちょうど 2018 年頃、AI ブームがひとつのピークを迎えていた時期だ。

「データ分析とか、そういったところに興味を持って、計量経済という分野を学んでいましたね」と當山は振り返る。

経済学部という文系的バックグラウンドを持ちながら、データという切り口から IT領域へと足を踏み入れた。時を同じくして、急成長期にあったスマホゲームに魅了され、その事業規模の展開速度、コンテンツの中毒性、そして何よりユーザー行動分析というデータ分析の最前線にあったことに衝撃を受けた。

「こんなゲームチェンジができるサービスを世の中に出したい」。

今思えばこれが経営者としての事業創出を目指す原点となったのかもしれない。就職活動では当初、インターネットカンパニー系のベンチャーやゲーム業界などを志望していた。

しかし、「サービスの中心になるモノづくりがしたい」と思うようになり、エンタープライズ領域で大きなビジネス規模を保ちながら、モノづくりに挑戦できる大手 SIer への就職を決めた。文系・経済学部出身でありながら前職の SIer を選んだ背景には、「IT バックグラウンドのない自分でも、チャレンジングな点を評価してくれた」ということもあった。

バックグラウンドより意欲を見てくれる環境に、自分の性に合うものを感じたのだ。それが、後にクオンティアへとつながる原体験となった。

大手 SIer の SE が痛感した理想と QCD のギャップ

大手 SIer の SE が痛感した理想と QCD のギャップ|クオンティア PSX 當山 竜也

新卒で入社した大手 SIer では、SAP(基幹業務システムのパッケージソフトウェア)を中心とした ERP(基幹業務統合システム)導入の SE として 6 年間を過ごした。要件定義から開発前後のプロセス管理まで、システム開発・パッケージ導入のほぼ全工程に携わるという幅広い役割を担っていた。

その 6 年間で最も印象に残っているのが、要件定義で欲張りすぎた結果、クライアントや関係者に謝罪行脚することになった経験だ。

「自分ができると思って要件定義した内容が、いろいろ欲張りすぎて難易度が高くなってしまった。結局その遂行がスケジュール的に厳しいことが判明し、クライアントにごめんなさい、と言って回った」と當山は振り返る。

なんとか業務利用可能なシステム仕様に落とし込み、プロジェクトも着地したものの、理想と QCD(品質・コスト・納期)のギャップを社会人として痛感した苦い経験となった。この経験から得た学びは、仕事観の根幹をなすものとなった。

自分の独りよがりで進めるのではなく、チームのアウトプットを意識すること。「独りよがりにはなってはいけない。チームとしてどう最適解にたどり着くかというところが、自分の中では重要なファクターになった」。

他人を巻き込みながら最適解を追い求めるこのスタンスは、SE としての失敗体験から生まれたものだ。

「前職では、なぜフリーランスにならないのか、とよく聞かれましたが、他人を巻き込んでチームを作り、最適を求めてアウトプットしていく。これが結局僕の性に一番合っていたんですよね。」

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クオンティア入社の決め手は視座の広さと挑戦できる環境

クオンティア入社の決め手は視座の広さと挑戦できる環境|クオンティア PSX 當山竜也

SE として目の前の課題解決に集中する日々の中で、當山はある使命感を抱くようになっていた。

「もっと物事を高い視座・視点で捉えられるようにならないといけない」という課題感だ。

ただでさえ、「一番難しい課題を解くが、それ以外のことは見えなくなる」という猪突猛進型の性格だったため、自分の業務と目指すべき場所が乖離していくことに違和感を感じ続けた。大企業の SE という環境では、どうしても目の前のシステムや課題に焦点が当たりがちになる。

起業を見据えたとき、その環境のままでいることへの危機感が転職を決意させた。転職のきっかけとなったのは、大学ソフトテニス部の先輩である富山(現 CHRO)との再会だった。富山を通じてクオンティア代表の吉沢耕太と出会い、その言葉に強く引きつけられた。

「吉沢さんは、自分と年齢もそんなに変わらないのに、見えている世界がすごく広く、衝撃を受けた」と當山は言う。

決め手となったのは、吉沢の「何事も、結局やってみないとわからない。うちのメンバーにはいろんなことにチャレンジしてもらう」という言葉だった。「結局やってみないとわからない」というスタンスが自分の中で腹落ちし、当時の自分の状況とぴったりマッチした。

コンサルタントになりたかったというよりも、高い視座を手に入れ、起業への解像度を上げるための場としてクオンティアを選んだ。それが當山の、正直な入社の経緯だ。

入社 1 年目から裁量のある環境へ

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クオンティアのコンサルタントとしてタスク一つひとつに目的を問う

クオンティアに入社して約 1 年、コンサルタントとして當山が最も大切にしている軸は「目的意識」だ。

「自分は視野が狭くなりがちなので、クライアントの本当の目的や課題はなんだったか、ということを日々考えるようにしている。忘れないようにしている」と語る。

プロジェクトが進む中で話が脱線しそうになる場面は必ずある。そういった場面でも、「結局、目的ってなんなんでしたっけ」とクライアントにきちんと問い直すことを意識的に続けている。

タスク一つ、小さな打ち合わせ一つにも目的を確認してから臨む。きわめてシンプルで基本的な行動だが、「それが一番難しい」と本人は言い切る。目的意識の徹底は、クライアントとの信頼関係構築にも直結する。

デリバリーをこなすだけでなく、目的から逆算して「本来の目的から考えると、こうする方がいいと思います」とクライアントと一緒に軌道修正しながら前に進める

「そうすると、分かってますね、という雰囲気になって、クライアントとの距離感が縮まっていく」。

積み上げた信頼が、やがて別のセクターへの橋渡しや、新たなプロジェクトへの展開を生む。クオンティアに来て身についたこの会社対会社の視点こそ、SE として現場レベルの信頼関係に留まっていた頃との、最も大きな変化だと當山は感じている。

PSX でクライアントの秘伝のタレをほぐした半年間

クオンティア PSX(バリューチェーン)セクターでの仕事として、當山が真っ先に挙げるのがサプライチェーン系の業務要件整理プロジェクトだ。最終的なシステム導入を見据え、クライアントの業務要件をゼロから整理し、To-Be(あるべき姿)の業務を描き切ることがミッションだった。

このプロジェクトの難しさは、クライアントに 20 年来の慣習として染み付いた業務プロセスにあった。

「秘伝のタレみたいになってしまった業務を、一個ずつ解きほぐしていって、これはいらないですよね、これはこちらに統合できますよね、という感じで整理していった」と當山は振り返る。

PoC(概念実証)を含めると約半年間をかけ、要件定義フェーズだけでも 3 ヶ月にわたって向き合い続けた。予算の都合でシステム導入そのものには至らなかったものの、長年誰も手をつけられなかった業務をゼロから分解し、実行可能な To-Be 業務要件として描き切ったことは大きな成果だった。

「クライアントもそれに対して納得感を持ってくれて、これならいけそう、と言ってくれた」。その言葉が、このプロジェクトに携わって本当によかったと思える瞬間だった。

SIer 時代に培った ERP への深い理解と、コンサルタントとしての目的意識が、初めて大きな形で結実したプロジェクトとなった。

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個の強さが PSX の誇りでありチームとしての次なる挑戦でもある

個の強さが PSX の誇りでありチームとしての次なる挑戦でもある|クオン ティア PSX 當山竜也

PSX セクターの最大の誇りは、メンバー一人ひとりの専門性の高さだと當山は言う。

「腕っぷしが強い人たちが集まっているセクターだなというのが、僕の印象です」。

これまでのキャリアで培った専門性が尖っており、個々の課題解決能力が高い。それが PSX セクターの強みであり、誇りだ。一方で、當山はその強みゆえの課題にも率直に向き合う。

「個がもっと交わって、バリューを発揮しなければならない」「セクターとしてもっと一体感を持ってやっていかないといけない」という思いだ。

強い個が集まるからこそ、チームとして有機的に連携し、さらに大きなバリューを生み出すことが次のステージとなる。その課題に応えるべく、當山はセクター長とともに PSX のビジョン策定や役割定義に取り組んでいる。

セクターが目指す方向性を言語化し、メンバーそれぞれが担うべき役割を少しずつ定めていく地道な作業だ。プロジェクトではリード気味のポジションに立つことが多く、メンバーと並走しながら自然と育成側としての関わりも生まれている。

個の強さを活かしながら、チームとしての一体感を醸成する。その両立こそが、PSX セクターの次なる挑戦だ。

クオンティアは起業への最高の修行場だと感じている

クオンティアは起業への最高の修行場だと感じている|クオンティア PSX 當山竜也

実は、クオンティアへの入社には根本的な動機があった。

「自分の親族や周りに、経営者や個人事業主が多く、自分もその道を歩む気がしている。いや、早く自分も経営者にならないといけない。」と語る當山。

大企業の SE という環境では自分の性格上、どうしても視座が低くなりがちだという危機感が、転職を決意させた本当の理由でもある。コンサルタントになることは目的ではなく、起業に向けた修行の場としてクオンティアを選んだ。その修行の場として、クオンティアは期待以上の環境だと當山は感じている。

「会社を経営する、引っ張っていくことが、思っている以上に難しいということを感じている」。

少数精鋭で経営層と現場の距離が近いからこそ、会社を動かすことの難しさがリアルに伝わってくる。大企業にいた頃には見えなかった景色だ。

さらに、クオンティアならではの環境が修行の密度を上げている。難しい案件を自分たちで営業しながら獲得し、難しいプロジェクトを自分たちでデリバリーする。

「メンバークラスでも、どうやって案件を取ってくるか、ということが早い段階から求められる。修行というか、もはや生きるために必要なことをやる環境。」だと當山は笑う。

高難度を地で行くこの環境に身を置くことで、経営者になることの解像度が少しずつ上がっている。

「クオンティアでサービスや事業を作り、それをきちんと売り、デリバリーまでやり切りたい」

その一連をやり切った先に、自分のビジネスを動かすという次のステージが待っている。

クオンティアと、変革を共に。

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